バローロ 〜ワインの王、王のワイン〜
バローロは高品質のネッビオーロ種100%より造られる長期熟成型の赤ワインです。
高品質なクオリティと19世紀にイタリア王国の宮廷でバローロのワインが供されたつながりから、
「ワインの王、王のワイン」と呼ばれています。
生産地区は北イタリア・ピエモンテ州ランゲの丘の中心部アルバ地方。 丘の示唆に富む11の村にて、素晴らしい生産者たちによって生み出されます。

バローロは最低でも38ヶ月の熟成期間が定められており、リゼルヴァ(長期熟成)になると最低62ヶ月の熟成が必要となります。
 
バローロの歴史
バローロは、バローロの最後の侯爵であるカミッロ・ベンソ・コンテ・ディ・カヴールとジュリア・コルベルト・ファレッティによって、それまで甘口で生産されていたワインを19世紀半ばから非常に豊かで調和のとれた高品質な辛口ワインとして生産し始めます。

バルバレスコと共に、バローロ協会からコンソーシアムの設立まで、そして2005年に欧州連合が要求する認証のための管理計画の開始、DocとDocgの取得といった20世紀のワインの変遷を全て経験してきました。
 
伝統派とモダン派
伝統的な製法のバローロは、長い時間をかけたマセラシオンや大樽を用いた長期熟成を行うアルコールのしっかりしたボディとタンニンが力強い厳格なワインが特徴なワイン。ただし、飲み頃になるまで10年から20年の歳月が必要なワインでした。

1980年代、バローロに革命を起こしたのが、後にバローロボーイズと呼ばれるエリオ・アルターレやパオロ・スカヴィーノ、ロベルト・ヴォエルツィオ、ドメニコ・クレリコといった青年たちのグループ。
彼らはフランス・ブルゴーニュを参考にしたバリック(小樽)の導入や、グリーンハーベストの実施、ロータリー・ファーメンター(回転式の発酵槽)を使用した短期マセラシオンなど、樽の香りと果実味が豊かで早飲みができる革命なバローロを生みだしました。

その革新的な味わいはアメリカ市場で大いに受け入れられ、世界にバローロの名を広げましたが、伝統派とモダン派という対立を生んでしまう結果になってしまいました。
その対立も2000年代後半になると収りをみせ始め、一部のモダン派はバリックと大樽の併用など伝統派とモダン派の双方のバランスの取れたワイン造りを目指すようになっています。
 
バローロの代表する5つの村

バローロを生産できる地区は11の村がありますが、特に著名な村が5つあります。
 
・バローロ(Barolo)
・ラ・モッラ(La Morra)
・セッラルンガ・ダルバ(Serralunga d'Alba)
・モンフォルテ・ダルバ(Monforte d'Alba)
・カスティリオーネ・ファレット(Castiglione Falletto)

バローロ、ラ・モッラのある西側の生産地区は、トルトニアーノと呼ばれる青い泥灰土で、香り高く、エレガントな女性的なニアンスの比較的早飲みなバローロが造られます。

セッラルンガ・ダルバ、モンフォルテ・ダルバのある東側の地区は、エレヴィツィアーノと呼ばれる赤茶色の泥砂土。鉄分が多く厳格でスパイシーな男性的な骨格のしっかりとしたバローロが造られます。

カスティリオーネ・ファレットは、この西側と東側の谷を隔てるような丘の上にあり、バローロ村のエレガントさと、セッラルンガの骨格を足して2で割ったようなバランスの良いワインが産出されます。
 
バローロに合う料理

バローロはしっかりとしたタンニンがあるので、しっかりとした味わいの料理や食材を合わせることが最適です。
牛肉を沢山食べる地域なので、赤身肉のステーキや赤ワインで煮込んだビーフシチューなどの牛肉料理がおすすめです。
あとはバローロのあるピエモンテ州の名産物として、トリュフを使ったお料理やブルーチーズのゴルゴンゾーラなどと組み合わせて楽しめると思います。

参考資料

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